» kuzumiの記事
平成25年家業の納豆製造業を廃業し、
諸々の機械設備を処分した跡には、
ご覧の通りがらんと広い空間!!
この空間を利用して私の稽古場の誕生です。
最初は素足で稽古したのですが、
足裏に限界を感じスリッパで稽古しました。
座り技は納豆容器が入っていた段ボールを広げて行っていました。
しかし、素足で稽古したいと言う事で、
4枚の段ボールを継ぎ合わせて、
下図の広さになりました。
この広さ長さですと全剣連「総切り」が可能!
しかし、如何ともしがたい欠点が・・・・・
所詮は紙・・・・・・
汗で湿った足ですり足を続けると摩耗が激しく、
ガムテープなどで補強をしながら使用しました。
それでも下図は八代目であります。
そして遂に完成致しました、木製の本稽古場です!!
幅2間、長さ4間、16畳の堂々の広さです!1
今月27日(木)大安!!
私一人の初稽古です!!
構想10年・・・・・・・・・
遂に私の稽古場が完成致しました(感無量)
それまでには数々の壁と言いますか・・・・
難問をクリアーしなくてはならない課題が横たわっておりました!!
先ず・・・嫁の説得(第一関門)
嫁の第一声「なんでぇ」ですから・・・・
続いて金策(第二関門)
制作者の選定(第三関門)
これらを根気よく、地道に草の根運動(意味違うかも?)
を続け本日完成に漕ぎ着けました!!
嫁の説得と金策は、私のヘソクリの収まる範囲内で納めます、
と言う事でクリアーしました。
問題は制作者でした。
こんな片手間な仕事を引き受けてくれる奇特な方がいるだろうか?
いました!!!!!!
私の知人で剣道有段者の大工の「もとおちゃん」です!!
彼なら道場の床に精通していて木材工作のプロ(適材適所)
そして私の壮大な構想がスタートしました!!
まず、資材
先ず、床の水平を測りアンカーボルトで固定
そして、土台となる木材を次々に固定
その上に厚さ12㎜の合板を張り巡らせ、
その上に厚さ15㎜栗の板を張ります。
間口二間、奥行き四間、
十六畳の広さの稽古場の完成です!!
最後に(有)八木沢建設代表取締役の
「大工のもとおちゃん」にお礼を申し上げます。
わたくし、居合の道を歩ませて頂き、今年で25年を過ぎました。
私が居合を始めた頃、県内には個性の強い先生方がおられました。
ミーハーな私はそういう先生方に憧れ真似をし、
身につくよう努力して参りました。
着こなしがとても粋な先生
差し料にこだわり何振りもお持ちで、毎回のように変える先生
たたずまいが妙に迫力があり、皆に緊張感を与える先生など、
私は先ず格好から入るタイプなので、
そういう先生がお亡くなりになられたり、
ご病気やお怪我で居合界から去って行かれのを、
とても残念に思っている一人です。
そこで気になる先生方をこれからことあるごとに、
写真に収めていこうと思います。
先ずトップバッターは「O範士」です。
正に範士、居合着、紋服の着こなしは素晴らしいです!!
しかし、私服もこれまた味のある何気ない着こなしであります。
便乗して右側私です。
範士が何気におかぶりのハット
何とイタリアの名品「ボルサリーノ」
恐るべし!!
続いて本日「倫理」をテーマに講師なされたM七段
相変わらず人を寄せ付けない「剣士」を醸し出すこの装い
堂々と闊歩する姿に周りの人々は一瞬立ち止まります!!
因みに先生着用の外套はお父上の形見とか・・・・・
顔見知りの私の撮影に快く笑顔を向けて頂いたが、
黙々と闊歩なされると周りは恐れおののきます!!
これぞ闘わずして勝つ!!
活人剣の極意か!!
今年は我が部から6名の参加が見込まれましたが、
残念ながらM副代表が不参加になってしまい5名の参加でした。
毎回M副代表の車で運転をして下さったので楽ちん移動でしたが、
今回はレンタカーを調達し、皆勤賞男Kの運転で私がナビゲーター役を務めました。
何せ私は方向音痴、スマホ片手に悪戦苦闘しながら指示をし、
何とか無事に目的地に到着しました。
毎年恒例の参加ですが、今年は私七段になってのデビュー参加であり、
選考員という大役を仰せつかり、少なからずビビッておりました!!
H八段やW七段からは「誰でも通る道ですからしっかりおやりなさい」と
半ば励ましと言うか・・・・恫喝とでも言うか・・・・・
蚤の心臓の私に活を入れて下さいました。
又、先輩の諸先生方からも新人と言う事で親切に指導して頂きました。
お陰様で醜態を見せることも無く、無事にお勤めを済ます事が出来ました。
判断して頂く立場から、他人の業を判断する立場も経験しなければならない
位置に近づきつつあるのかなと痛感致しました。
(不安そうな私)
今回、我が部のS代表が七段昇段審査に挑戦致します!!
数々の大手術を乗り越え、遂にこのときを迎えました!!
未だ完治してない中での強行出場は翌々の事と思われます。
私も出来る限りの助言を致し、一緒に稽古に励んでおります。
間もなく昇段審査がやって参ります!!
技の稽古とは別に、S代表の差し料の柄前がボロボロです!
永年使い込んだせいで柄皮が擦切れ、
修繕を重ねながらでしたが限界に達していました!!
補修のつもりか黒紐でグルグル巻きにした状態で使っていました。
私が見かねて県南の剣友Y六段に急きょお願いをして、
たった3日でご覧の通りの柄前に変身です!!
黄ばんでかつて白かった鮫皮は黒に染め変え、
上品な色の柄皮に生まれ変わりました。
握りもすぐ手に馴染み、遣いかってが良さそうでした。
代表も大変気に入り、稽古に励んでおります!!
改めてY六段に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
昨日、毎年恒例の昇雲館主催「古流研究会」に参加致しました。
今回我が部からは5名の参加でした。
私も七段を昇段致しまして、はや1年を迎えようとしております。
最近「夢想神伝流」と言う金看板が、
肩にずし~んと重くのし掛かって来ている今日この頃でございます。
私は居合を24年近くやってきて、
制定居合の業だけでを競い合ってきた記憶しか無いような気がします。
古流を軽んじていた感が・・・・・・
範士からは再三、古流を学びなさいと言われて参りました。
古流は居合の原点、古流から学び取った行間を制定に生かすと、
制定居合も今までとは違う段階に進むことも出来る。
改めて自分を見つめ直すと・・・・・・・・
薄っぺらい七段がそこに居ました。
範士は居合を学ぶことによって、
人としての「心を磨く」道とも言われ、
「業が心を創る」とも、色々と教えを頂きました。
しかし、如何せん無学無知な私・・・・・・
何とか居合修行の間に何かを掴みたいと思います。
範士の熱のこもった指導風景
待ちに待った昼食のお弁当を居合談義をしながら頂きました。
今回の我が部の参加メンバー
最近、範士のお言葉から私なりに感じたことは、
居合は自分自身の弱い心との闘いであって、
人との優劣を競い合う物では無いのかな・・・・?
これからも弱い頭で考えながら、
七段の道を一歩一歩進んで参ります。