2014年 1月
今年最初の一口は、我が部の「皆勤賞男」と異名をとるK二段の差し料です。
去年の暮、一念発起して注文しておいた初めての真剣の初披露であります。
柄は八寸、時代黒の正絹巻き
鞘は黒ツヤ仕上げ
刃渡り2尺4寸3分
反り1.8㎝
鞘を払った重量960g
切っ先が小さめなので居合向き、バランスは鍔元寄りで操作しやすいようです。
ただ、正絹巻きは仕上げが美しいので撮影用・観賞用に向いていると思いますが・・・・・・・
過去に何度か使った経験では、滑りにくいという長所もありますが、そのごつごつ感が手に馴染みにくいという点と 耐久性に欠点があると思います。
私は、綿・正絹・牛革・バックスキンと使ってきましたが、現在、鹿革を愛用しております。
正絹に比べ、高価ではありますが、耐久性に優れ、使い込むほど手に馴染んできます。
しかし、これはあくまでも私の個人的な見解です。(悪しからず)
K二段の佩刀公開です。
時代劇「剣客商売」を観て、その中のシーンで北大路欣也扮する小兵衛と息子の大治郎(斎藤工)が、
前後して歩く場面がありました。北大路欣也扮する小兵衛の腰の大小は左右に振れることなく一定
でしたが、大治郎の大小は歩く毎に左右に大きく振れていました。
ちょっとした場面でしたが、ベテランの時代劇にたいする気遣いを感じた次第です。