
昇雲館を主宰なされてるO範士の道場に出稽古に来させて頂いで丸13年の月日が経ちました。
七段と云う段位を頂いて7年が経ち、僭越ながら漸く居合の道の入り口に立たせて頂いた心境になっております。
昨夜、何気なく道場の掲示してある、範士直筆のお言葉に心が留まりました。
宮本武蔵、五輪の書に「太刀に変わる身」の解説があり、それがしなりに調べてみました。
「相手に打ち掛かる場合、先ず体が先に、後から太刀が動く」
もしくは「太刀が先に動き、体が後から動く」所謂、相手に応じて変化するものだそうです。
「敵を斬り殺す世界」のパワーは足から先に動き、後から剣が動いた方が体内のバネのパワー・遠心力が加わり一刀両断出来るのでしょうと。
野球のバット然り、投手の腕の動き、ゴルフのスイングも体の動きの後に絞り出されてあのパワーが出るそうです。
逆に太刀が先の場合は一刀両断を目的とせず、謂わば「見せ太刀」「脅しの剣」戦意を喪失させる打突の様なもの。
重い刀を遣う剣術・居合は「同時」は有り得ない「気・体・剣」なのでしょう。
長々な受け売りの講釈、失礼致しました。
それがしが最も敬愛し、剣と人生の師と仰ぐO範士(お気に入りの一枚)
S川君「笑顔とは心からの発動による現象である」byそれがし

六段受験の時から、それがしをイジり回し、あれこれ世話を焼いて頂いたお陰で、
現在のそれがしがあるH瀬M智代先生とW辺T代子姐さん

「居合は出会い・居合は居愛」
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