今回の差し料は我が部のY氏が濃州堂に依頼していたフルカスタマイズした模擬刀であります。
本来、愛刀家であるY氏が我が部の門を叩いた経緯は、鑑賞する位置から己も他人も傷つけず、抜いて納めて、
出来れば秘蔵の数ある真剣の切れ味も試してみたいと言う思いが有ったようです。
昇段審査には余り関心は無かったようであります。
取りあえず初手から真剣では無理なので、模擬刀をオーダーした次第であります。
しかし、ただのオーダーでは有りませんでした・・・・・・
刃渡り2尺4寸
鞘を払った重さ930g
反り1㎝強
柄全長8寸3分
全体的に凝った拵えでは有りますが、小生が一番驚いたのは鍔であります。
「木瓜型赤銅地銀覆輪」の鍔で銅に金を混ぜた合金の鍔の周りを、銀無垢で巻き加工を施した物だそうです。
思わず「模擬刀に使うのかよ」
本人です
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