続飯(そくひ)第2章

多分、修復作業に必要な物じゃないかなぁ~を取り揃えました。

「そくひを作る」

先ず、炊いた白飯を餅の様に粒が無くなる迄、練って練って練り倒す。

飯が多過ぎました、10粒程度でも良かった。

少しづつお湯を加えトロトロにする。

最終的にこれでも多いですが完成です!!

手指が痛い、手首が痛い、もう作りくない、疲れた。

次にこのヘラで片方の鞘の淵周りをほんの少しづつ、外側はともかく、内側にはみでない様に塗っていきます。

塗り終わったら鞘を合わせ密着します。

麻紐で縛り固定します。

20分程度で接着しますが、完全に乾かす為、一晩このままの状態にしておきます。

翌日、恐る恐る紐を解き本身を入れてみました。

落とした時、鯉口付近が少し割れましたが許容範囲なのでまっイイでしょう。

今回この件で何百年前もから米粒を接着剤として活用し、

今もこの「そくひ」なるものを脈々と使い続けている、

この事に驚き感心致しました。

そくひの原料が米と云う事もあり、簡単に入手でき天然素材である、

比較的簡単に接着でき、尚且つ素材を傷めず剝がす事ができる、

現在でも白鞘はそくひで接着をしているそうです。

良いものは何年、何百年と必要とされている事に感動を覚えました。

        「居合は出会い、居合は居愛」

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