佩刀百景(抜刀剣編)参拾九

今回の真剣は我が部のI氏が試し斬り用に最近手に入れた代物であります。

銘   肥前国白竜子忠孝作

刃渡り  2尺2寸8分7厘

反り  1.9㎝

身長175の小生にはやや短く、刀身が細身でやや物足りなさを感じましたが、

以外や以外、手にしっくり馴染み、凄味さえ感じる一刀でした。

試しに新聞紙を斬ってみましたがカミソリのごとくでした!!

正に居合より試斬専用のお刀でした!!

因みにこの新聞紙をお斬りになったのは、居合を始めて2カ月ちょいのI氏です。

わたしゃ最近斬れるようになったのにしかも袈裟斬り・・・・・・・(ショック)

又、拵えも美しく見事でした。

朱色鮫皮の鞘に、鯉口と鐺に研磨した水牛の角を施した凝った拵え

因みに我が県のS藤N男先生の差し料も確かオランダ水牛の角を柄頭に。

柄頭が宝石のようです!!!!!

鞘は高名な鞘師の作品と記憶しております。

「千段刻みの鞘」もはや伝統工芸の域を極めた作品です。

今期、我が部で久々に刃筋の確認と間合いの研究の為、試斬会を企画しております。

物斬りに走りすぎると抜刀道ですので、あくまでも居合に説得力を持たせる範疇で行いたいと思います。

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