佩刀百景(古刀編)四拾壱

技の伸び代が無くなって久しい今日此の頃、

それがしの只今の関心事は県内の先生方の差し料であります。

特に気になり始めたのが「古刀」であります。

鎌倉・南北朝・室町・天正と1100年代から1500年代に掛けて作られたであろう太刀や、

打刀を居合に使用なされてる先生方が結構入らっしゃいます。

構想12か月・・・・遂に公開です!!

先ず初めは「O範士」の差し料です。

現在は滅多に使われて無いようですが拝見させて頂きました。

鎌倉後期 無銘 二尺五寸一分 反り八分

H瀬M智代八段

南北朝か室町初期 無銘 二尺三寸五分六厘 反り八分五厘

M村七段

室町中期 無銘 二尺六寸四分三厘 反り七分九厘(長ぇ~)

W辺T代子七段

室町後期  関物 兼元作 二尺二寸六分 反り五分六厘

Y根七段

室町期 無銘 二尺四寸三分二厘 反り七分九厘

K山六段

 室町期  無銘 二尺五寸五分四厘 反り六分六厘

H六段

室町後期  無銘 二尺四寸八分八厘 反り八分二厘

本日滑り込みでU木七段

室町期 銘 藤嶋物 二尺四寸二厘 反り七分二厘

あと、何名かいらっしゃるとは思われますが、一応一区切りさせて頂きます。

それがしは疎いので分かりませんが、目が利く方が見れば遠くから見ても、

長い年月を経て来た刀身はやや黄色味かかり「いぶし銀」に輝いているそうです。

今の世の中、新しい物・新機種・今年の流行り・ブームと何かと持てはやされておりますが、

800~500年前に作られた刀を今も居合に大切に使われている事に驚きを禁じ得ません。

正にロマンですね!!

その頃の古刀は既に完成形で現代刀では材質、技術に於いて凌げるのは至難との事です。

それがしもいつかはと思う今日この頃であります。

近日中に第2弾をと思っております!!

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