佩刀百景(寝刃編) 四拾参

それがし、恥ずかしながら刃筋と間合いを勉強する為、年に1.2度試し斬りを行っております。

以前は居合で使用している愛刀を遣っておりましたが、畳表の固い繊維がヒケをこしらえ、

物打ち付近の刃紋が消え、刃こぼれが起きてしまいました。

そこで7年前に一念発起して試し斬り用の刀を手に入れました。

銘 安寿

刃渡り 69.7㎝(二尺三寸) 元幅3.5㎝ 先幅 3㎝

反り 1.3㎝

目釘穴 2

鞘を払った重さ 1.2kg

樋無し

身幅広く、重ね薄く、刃の抜けが非常に良い。

しかし、7年の間、年1.2回とは言え、物を斬って参りましたので切れ味が落ちてきました。

そこで購入した「刀剣はたや長谷川」へ寝刃合わせを依頼しました。

昨日、その「安壽」が帰って参りました。

早速、斬れ味を試すため空の牛乳パックを斬ってみました。

刀身の中ほどからパックの角に押し当てて、対角線上に押し斬る要領でゆっくり斬り進みました。

斬ったそれがしが正直驚いております。

こんなに斬れるんだぁ~と・・・・・・

改めて刀を扱う一人として、他人を傷つけないのはもとより、己を傷つけず、

どんな体勢からも安全に抜き納めが出来るよう精進を重ね、

いつの日か己の業に心が宿りそれを表現できる居合人になりたいと思いました。

「居合は出会い・居合は居愛」

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