佩刀百景(模擬刀編)四拾

今回は我が部の出戻り部員(失礼)Tくんの佩刀です。

彼は現在30代後半の若者で小生の次男と同学年で剣道仲間でした。

10代の頃に我が部で初段まで取得しました。

仕事・結婚・子育てと奥様と二人三脚で人生を進んで来られました。

幾らかの立ち止まる機会が訪れた時、漸く「居合をもう一度」と思ったそうです。

コツコツ貯めた「へそくり」で今回模擬刀をオーダー致しました。

岐阜の「刀部」に依頼したフルオーダーです。

刃渡り  2尺4寸

柄長  8寸5分

鞘を払った重さ  約860g

鞘  茶石目塗

鍔  丸形花文透図鍔

柄頭  鉄線唐草図

柄  諸捻巻 紺木綿

目貫  桜図

小生も遣わして頂きましたが、重さも手ごろでバランスの良い差し料でした。

以前に教えた子がもう一度習いたいと訪ねて来た時は、

30年近く居合を続けて来た小生にとって正直・・・・上手く言えませんが、

「胸が熱くなる」とはこういう事はこう言う事かと実感致しました。

その分責任重大です。

もっと小生自身が勉強せねばと思う今日この頃です。

最後にTくんの自慢の差し料とツーショット!!

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